塩麹で減塩できるってどういうこと?
塩麹は簡単に作れるの?
このような方に読んでいただきたい内容です。
塩麹は料理に使うと食材の旨味を上げ、肉や魚を漬けておくと柔くしっとりと仕上げてくれる優れものです。それにプラスして減塩効果にも期待できます。
どうして減塩できるのか?分量や使い方、作り方など
塩麹の魅力が少しでも伝わるよう詳しく解説いたします。

塩麹の効果
期待できる効果と有効成分
- 整腸作用
- 美肌、美白効果
- 疲労回復、免疫力を上げる効果
- 血圧を下げる効果
1.整腸作用
オリゴ糖:腸内の善玉菌のエサになり腸内環境を整える効果がある。
2.美肌、美白効果
ビタミンB2,B6:新陳代謝をアップさせ、肌のターンオーバーを正常にする効果がある。
3.疲労回復、免疫力を上げる効果
ビタミンB1,B2:脂質、糖質、タンパク質をエネルギーに変える効果がある
4.血圧を下げる効果
減塩効果がある
100g当たりの栄養成分
エネルギー :174kcal
たんぱく質 :2.6g
脂質 : 0.6g
炭水化物 : 39.5g
ナトリウム: 3.3g(食塩相当量 8.3g)
塩麹使い方
塩麹と食材の分量の目安
塩麹と食材の重量の比率は
塩麹:食材の重量=1:10となります。
例えば)200gの豚肉の下ごしらえならば塩麹20gを入れて漬ける。
塩麹の大さじ1の目安は約20gなので覚えておくと便利です。
塩麹を塩の代わりに使用する場合
塩麹の使用目安分量は塩の2倍になりますが
塩麹に含まれる塩分量は塩と比較すると1/4なので
倍の量を使用しても塩分量は半分となります。
例えば)塩3g使用するところに塩麹6gで代用しますが塩分量は1.5gになるので
減塩したい方には一石二鳥の食材ですね。
*米麹の粒々が気になるのであればミキサーにかければペースト状になり
より使い易くなりますのでお試しください。

合わせて読んでいただきたい記事
A。米麹に含まれる3つの酵素の働きによるものです。
- アミラーゼ :デンプンを糖に分解して甘味を出す
- プロテアーゼ:タンパク質をアミノ酸に分解して旨味を出す
- リパーゼ :脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解してさっぱりさせる
合わせて読んでいただきたい記事
塩麹の作り方
[材料]
米麹(乾燥):200g
天然塩:60g
水:300cc
ヨーグルトメーカー

[作り方]
- 容器等を消毒する
- 材料を混ぜ合わせる
- ヨーグルトメーカーで60°6hで完成
炊飯器

【作り方】
- 内釜に材料を入れる
- 蓋を開けたままで湿らせた布巾を被せる
- 保温で6hで完成
60℃のぬるま湯を入れると保温時間が約1時間短縮されます。
その際の注意点は70℃を超えてしまうと麹菌が死滅してしまいますので注意が必要です。
美味しい食べ方とアレンジ
塩麹は肉や魚料理の下処理につかうことで、旨味が増して柔らかくなりとても美味しくいただけるので一番のおすすめですが
熱をかけずに酵素を生かしたままの食べ方3選と塩麹を使ったフレンチトースト
を紹介いたします。
塩麹豆腐

[材料]
木綿豆腐:1丁
塩麹:大さじ3
[作り方]
- 豆腐の水分をしっかり切ります
- 満遍なく塩麹を塗ります
- ラップに包んでお皿に乗せて冷蔵庫で熟成
- 毎日溢れでた水分を捨てて4日で出来上がり
水切りはキッチンぺーパーで巻いて重石をしてしっかり切ると
より早く切れてしっかり味がしみ込んで美味しくいただけます。
塩麹漬け

[材料]
きゅうり:1本
塩麹:大さじ1
[作り方]
- きゅうりを斜め切りにする(好みにカットしてください)
- ビニール袋にきゅうりと塩麹を入れて混ぜる
- 一晩漬け込んで出来上がり
人参や大根でも美味しくいただけます。
塩麹アイス

[材料]
牛乳:200cc
生クリーム:100cc
グラ乳糖:30g
塩麹:小さじ1.5
[作り方]
- 牛乳をレンジで1分温める
- 残りの材料を入れて混ぜる
- 冷凍庫で凍らせて出来上がり
ほんのりと塩味、美味しくいただけます。
面倒な方におすすめは市販のバニラアイスを柔らかく溶かして
塩麹を混ぜて再度凍らせて作ると楽ちんにできますのでお試しください。
塩麹フレンチトースト

[材料]
牛乳:50cc
卵:1つ
砂糖:大さじ1
塩麹:小さじ2
[作り方]
- ボウルに材料を混ぜあわせる
- 4等分に切った食パンを2分程浸す
- 弱火で両面焦げ目がつくまで焼く
ふっくらもちもちに出来上がりビックリの美味しさです。
まとめ
塩麹の効果
- 整腸作用
- 美肌、美白効果
- 疲労回復、免疫を上げる効果
- 血圧を下げる効果
塩麹の使い方
- 塩麹:食材の重量 1:10
- 塩麹の大さじ1は約20g
塩麹を塩の代わりに使用する場合
- 塩麹の使用量は塩の2倍
- 塩麹に含まれる塩分量は塩と比較すると1/4
*2倍の塩麹を使用しても塩分量は半分になります。
塩麹の作り方
[材料]
米麹(乾燥):200g
塩(天然塩):60g
水:300cc
[作り方]
- 容器を消毒する
- 材料を混ぜ合わせる
- 保温器で6h(ヨーグルトメーカー、炊飯器)
美味しい食べ方とアレンジ
- 塩麹豆腐
- 塩麹漬け
- 塩麹アイス
- 塩麹フレンチトースト
手作りすると沢山作れて味わいも3割増で美味しく仕上がります。
肉や魚料理に使うと旨味が増して、柔らかくしてくれますし
塩の代わりに塩麹を使って美味しく、しかも減塩できる優れものです。
是非試して冷蔵庫に常備してみてくださいね
ではでは 感謝 感謝
参考文献
ferment food 発酵食を始めよう:塩山 奈央