ひよこ豆ってどんな豆?
ひよこ豆あんこの作り方が知りたいなぁ
このような方に読んでいただきたい内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
ひよこ豆は、その名の通り、鳥のくちばしを思わせる独特の突起と、ひよこのような形が特徴の豆です。栄養価が非常に高く、タンパク質や食物繊維が豊富に含むひよこ豆は、健康志向の食卓にぴったり。
こんな栄養たっぷりのひよこ豆を米麹で発酵させ、自然な甘さを引き出した「発酵ひよこ豆あんこ」。ホクホク食感とやさしい甘さが織りなす新しい味わいを、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
ひよこ豆生産国
- インド
- パキスタン
- トルコ
大産地はインドです、日本ではほとんど栽培されていないため、メキシコやアメリカなどからの輸入品が一般的です。
どうして「ひよこ豆発酵あんこ」なのか?
ひよこ豆は、その独特な形状やホクホクした食感だけでなく、栄養面でも非常に優れた特性を持つ豆です。
1. ホクホク食感と自然な甘み
ひよこ豆は加熱することでホクホクとした食感が際立ち、まるで栗やさつまいものようなやさしい甘みを引き出します。この自然な甘さが発酵によってさらに深まり、あんことして最適な風味を生み出します。
2. 栄養バランスが抜群
ひよこ豆は、植物性タンパク質や食物繊維が豊富で、健康を意識した食材として注目されています。さらに、鉄分やマグネシウム、ビタミンB群などの栄養素を含み、体の調子を整えるサポートにも効果的です。発酵させることで、これらの栄養素が吸収しやすくなる点も魅力です。
3. カロリー控えめでヘルシー
発酵ひよこ豆あんこは、一般的な甘いあんこと比較して低カロリーでヘルシー。ダイエット中の方や健康を気にする方にとって、罪悪感なく楽しめるスイーツとして最適です。
4. アレンジしやすい万能さ
ひよこ豆の控えめな味わいは、甘いスイーツにも塩気のある料理にもマッチします。発酵あんことして和菓子に使うだけでなく、パンやヨーグルトのトッピング、ディップとしてもアレンジが可能です。
5. 環境にも優しい選択
ひよこ豆は地中海や中東を中心に古くから親しまれてきた豆で、比較的乾燥地帯でも育つエコな作物です。ひよこ豆を活用することで、サステナブルな食材選びにもつながります。
これらの理由から、ひよこ豆は発酵あんこの素材として理想的です。栄養満点で美味しく、さらにアレンジの幅が広いひよこ豆を使った発酵あんこは、毎日の食卓に新たな楽しみを加えることでしょう!
ひよこ豆 乾と茹で(100g当たり)に含まれる栄養価
乾燥 | ゆで | 推奨摂取量 | |
エネルギー | 336kcal | 149kcal | 2050kcal |
タンパク質 | 20g | 9.5g | 50g |
脂質 | 5.2g | 2.5g | 20~30 (%エネルギー) |
炭水化物 | 61.5g | 27.4g | 50~65 (%エネルギー) |
食物繊維 | 16.3g | 11.6g | 18g以上 |
カリウム | 1200㎎ | 350㎎ | 2000㎎ |
カルシュウム | 100㎎ | 45㎎ | 650㎎ |
鉄 | 2.6㎎ | 1.2㎎ | 6.5㎎ |
ビタミンE | 2.5㎎ | 1.7㎎ | 6.5㎎ |
ビタミンB1 | 0.37㎎ | 0.16㎎ | 1.2㎎ |
葉酸 | 350μg | 110μg | 240μg |
*推奨摂取量は30歳から49歳までの女性の目安を抜粋したものです。
ひよこ豆は突起がひよこのクチバシのように見えるためひよこ豆と思われがちですが、学名ではCicer arientium。cicerはギリシャ語で『子羊の頭』という意味だそうです。
発酵ひよこ豆あんこの作り方
【材料】
- ひよこ豆:200g
- 米麹:200g
- 水(ゆで汁):150㏄
【作り方】
- ひよこ豆を水に漬ける
- ひよこ豆を茹でる
- 米麹と混ぜ合わせる
- 炊飯器で8h
1.ひよこ豆を水に漬ける
ひよこ豆を軽く水洗いして、たっぷりの水(5cmぐらい漬かる程度)に一晩(6時間以上)漬けます。
2.ひよこ豆を茹でる
水と一緒に鍋に移して火にかけ、沸騰したら弱火で40分程度、灰汁を取り除き水を足しながら茹でます。
圧力鍋の場合では加圧後20分程です。
3.米麹と混ぜ合わせる
60℃以下になるまで冷まし、煮汁150㏄と米麹を混ぜ合わせていきます。
4.炊飯器で8h
- 炊飯器の蓋を開けたまま保温機能を使います
- 濡れた布巾を被せて途中1~2回混ぜ合わせます
水分は味噌ぐらいの硬さをイメージして調整してくださいね
ヨーグルトメーカーで作る
【作り方】
①~③までは同じ
④ヨーグルトメーカーで60℃8h
温度と時間をセットして途中1~2回混ぜ合わせて水が少なければ足してください。
発酵あんこの保存方法
発酵あんこは冷蔵庫で1週間~10日ほど保存できます。長期保存したい場合は、冷凍保存が便利です。小分けして冷凍しておけば、必要な分だけ解凍して使えます。
ひよこ豆あんこアレンジ
ひよこ豆発酵あんこは、そのままでも美味しいですが、以下のようなアレンジでさらに楽しめます
ひよこ豆あんこ卵焼き
【材量】
- 発酵ひよこ豆あんこ:大さじ2
- 卵:2個
- 醤油:小さじ1
- 塩:少々
【作り方】
- 卵と醤油、塩を入れて溶きほぐす
- フライパンに油を敷き1を1/3入れる
- 発酵ひよこ豆あんこをのせて巻きます
- 残りの溶き卵を2回に分けて巻いてできあがり
ひよこ豆あんこ黒糖巻き
【材料】
- 発酵ひよこ豆あんこ:100g
- 強力粉:50g
- 黒糖:20g
- 塩:少々
- 水:100㏄
【作り方】
- 強力粉、黒糖、塩をボウルに入れ、水を少しづつ入れながら混ぜ合わせる
- フライパンに油を敷き1を薄い楕円形に伸ばして両面を焼く
- 発酵ひよこ豆あんこをのせて巻きあげて出来上がり
*黒糖が入っているためフライパンに引っ付きやすいためしっかりと油を塗って焼きましょう
*粒をミキサーで粉砕してこしあん風にするとより美味しくいただけます。
発酵ひよこ豆あんことカボチャのサラダ
- 発酵ひよこ豆あんこ:大さじ5
- カボチャ:200g
- ヨーグルト:大さじ2
【作り方】
- カボチャを一口大に切り水を大さじ1
- ラップをしてレンジ(600w)で4分加熱します。
- フォークなどで潰してヨーグルトと混ぜ合わせます
- 最後に発酵ひよこ豆あんこを混ぜて出来上がりです
*2のカボチャの蒸かしは100g/2分を目安にして、竹串で刺して確認してください。
まとめ
ひよこ豆発酵あんこは、そのホクホクした食感と優しい甘さが魅力です。発酵食品を生活に取り入れることで、健康を意識しながらも美味しい食体験を楽しむことができますので、ぜひ日常の食卓にとりいれてみてください!
発酵食品の楽しみ方は無限大です。 ひよこ豆発酵あんこをきっかけに、様々な発酵食品に挑戦してみてくださいね。
ではでは感謝
参考文献
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書 日本人の食事摂取基準(2020年版)