
発酵バターとバターは何が違うの?

発酵バターの作り方がしりたいなぁ
このような方に読んでいただきたい内容です。
スーパーなどで売られている『発酵バター』を見ると通常の『バター』と比較して
高価なものを多く見かけます。
特にフランス産など輸入品となるとさらに高価な値段にビックリします。
何が違うのでしょうか?
発酵バターを詳しく解説していきます。
発酵バターとバター違い
発酵バターとバターは何が違うのでしょうか
『バター』はクリームをかき混ぜて作られますが
『発酵バター』は原料となるクリームを乳酸菌の力で半日以上発酵させてから作られています。
発酵という手間をかけることでコクと風味が増します。
ほのかな酸味と香りが『発酵バター』の特徴です。
発酵食品を知る
発酵バターの栄養成分と効果
身体に良い成分
- 脂質
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- 乳酸菌
詳しく解説していきます
・脂質:
バターの約80%が脂質でできていて効率の良いエネルギー源であり
美肌、美髪効果も期待できる。
・ビタミンA:
成長に欠かせない成分で牛乳の13倍以上も含まれており皮膚や粘膜を
健康に保つ働きがあるため吹き出物、ニキビ予防に効果が期待できる。
・ビタミンD:
日光を浴びて皮下で生成される特殊な栄養素でカルシュウムの摂取を助ける
働きがあり骨を強くしたり、免疫力を高める働きがある。
・ビタミンE:
強い抗酸化作用がありアンチエイジング効果が期待できる他冷え性改善効果が期待できます。
・乳酸菌:
整腸作用が期待できます。
発酵バターの作り方
[材料]
生クリーム(乳脂肪35%〜46%):200g
ヨーグルト(プレーン):大さじ1
[作り方]
- 容器とスプーンを消毒する
- 材料を入れてヨーグルトメーカー40°c8時間にセット
- 冷蔵庫で2日寝かせる
- ミキサーで攪拌して分離させる
- 水分を切る
詳しくみていきましょう
1.容器とスプーンを消毒する
ヨーグルトメーカーの内容器にスプーンと少しの水を入れ電子レンジで90秒
2.材料を入れてヨーグルトメーカー40°c8時間にセット
生クリーム(35%〜46%)とヨーグルト(プレーン)を入れて乳酸菌で発酵させて
サワークリームを作っていきます。
私は自家製ヨーグルトを使用しています

合わせて読んでいただきたい記事です。


3.冷蔵庫で2日寝かせる
冷蔵庫で熟成させていきます

4.ミキサーで攪拌して分離させる
攪拌機で10分程度かきまぜると水分が飛び始め次第に固形分と水分に分かれてきます。
固形分がバターで水分がバターミルクになります


5.水分を切る
コーヒーフィルターかザルカゴにキッチンペーパーを敷いた中に入れ冷蔵庫で一晩かけて
水分を切っていきます。

*バターミルクは捨てないで使いましょう
バターミルクの使い方

どんな味?
- ヨーグルトの酸味とバターの甘い風味がある
- スキムミルクに酸味を足した味わい
- そのまま飲むには不適
栄養価
- 牛乳と比較して低カロリー、低脂肪
- 脂肪分以外は牛乳とほぼ同じ栄養成分
美味しいアレンジ
- パンケーキやビスケット
- 唐揚げの下処理に使う
保存期間
手作りの発酵バターは市販品と比べて水分が多くなってしまうので
早めに使い切りましょう
冷蔵庫では2週間、冷凍庫で1ケ月を目安に楽しんでください。
発酵バターのアレンジと美味しい食べ方
発酵バター醤油ご飯

[材料]
炊き立てご飯:1膳
発酵バター:適量
醤油:適量
[作り方]
- あつあつの白ご飯に発酵バターと醤油をかけて出来上がり
発酵バター✖️醤油の組み合わせは最強です
発酵バターじゃがいものガレット

[材料]
じゃがいも:1個
オリーブオイル:小さじ2
塩胡椒:少々
発酵バター:2片
[作り方]
- じゃがいもの皮を剥き3ミリに千切りにする
- フライパンにオリーブオイルをいれて炒めていく
- 塩胡椒をいれて押さえながら形を作り色がついたらできあがり
注)千切りにしたジャガイモは水に浸けないで下さい。
発酵バター×じゃがいもの相性は抜群です
バターミルクビスケット

[材料]
強力粉:100g
バター(無塩):30g
ベーキングパウダー:小さじ1
砂糖:大さじ1
バターミルク:60g
[作り方]
- バターを細かくしてバターミルク以外の材料を混ぜる
- バターミルクを入れ伸ばす折り畳むを繰り返す
- オーブン210°cにセットし生地は40分冷蔵庫で寝かせる
- 2センチの厚さで正方形に切り揃えてオーブンで10分出来上がり
注)生地がまとまりにくいので冷やしながらたっぷり打ち粉を使いましょう
発酵バターをのせていだだきます
トーストにのせて



トーストした食パンに発酵バターをのせて
その上から
- 塩麹:少々
- 練乳:お好み
- 発酵あんこ:
試してみて下さいね
まとめ
発酵バターとバターの違い
『発酵バター』は原料となるクリームを乳酸菌の力で半日以上発酵させてから作られています。
発酵という手間をかけることでコクと風味が増します。
発酵バターの栄養成分と効果
期待できる効果
- 美肌、美髪効果
- 吹き出物、ニキビ予防効果
- 骨を強くしたり免疫力を高める効果
- アンチエイジング効果、冷え性改善効果
- 整腸作用
発酵バターの作り方
- 容器とスプーンを消毒する
- 材料を入れてヨーグルトメーカー40°c8時間にセット
- 冷蔵庫で2日寝かせる
- 泡立て器で攪拌して分離させる
- 水分を切る
発酵バターのアレンジと美味しい食べ方
- ご飯:発酵バター×醤油
- ガレット:発酵バター×ジャガイモ
- ビスケット:バターミルク×発酵バター
- トースト:発酵バター×塩麹、発酵バター×練乳、発酵バター×発酵あんこ
発酵バターが溶け出した時の風味とコクを味わうために
是非、家庭で手作りして試してみてはいかがでしょうか
注意点として、発酵バターを手作りすると水分が多くなってしまうので
冷蔵庫で2週間を目安に早めに召し上がってください。
ではでは 感謝 感謝
参考文献
発酵食品を知る:賢者企画