ヨーグルトと何が違うの?
どんな効果があるの?
このような方に読んでいただきたい内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
ケフィアという名前を聞いたことがありますか?ヨーグルトに似た発酵食品として知られており、近年健康志向の高まりと共に注目を集めています。ケフィアは、乳酸菌と酵母の「共生発酵」によって作られる特別な食品で、その風味や栄養価が他の発酵食品とは一線を画しています。この記事では、ケフィアの基本的な知識から、その豊かな味わいと効果について詳しく解説していきます。
ケフィアとは
ケフィアは、カフカス地方を起源とする発酵乳飲料です。古くからこの地域では、ケフィアが日常的に摂取されており、長寿の秘訣としても知られていました。ケフィアは「ケフィアグレイン」と呼ばれる、乳酸菌と酵母が共生する粒状のものを使って作られます。このケフィアグレインを牛乳やヤギのミルクに加えて発酵させることで、独特の酸味とクリーミーなテクスチャーを持つ飲料が出来上がります。
ヨーグルトとの比較
見た目が良く似ているヨーグルトとどのような違いがあるのか比較してみましょう
ケフィア | ヨーグルト | |
発酵方法 | 乳酸菌と酵母の共生発酵 | 乳酸菌のみの発酵 |
使用する菌 | 複数の乳酸菌と酵母 | 1~2種類の乳酸菌 |
腸まで届くか | 生きたまま腸まで届く | 腸に届きにくい |
酵母の有無 | 含まれる | 含まれない |
発酵温度・時間 | 25℃で約24時間 | 40℃で約7時間 |
味わい | 酸味が控えめでさっぱり | 酸味強く |
市販状況 | 日本では市販されておらず手作りが必要 | 市販されている |
市販されていないので種菌を購入して自家製ケフィアを作る必要があります。
ケフィアの特徴
①腸内環境をサポートする成分が豊富
ケフィアには、乳酸菌や酵母が含まれており、これらの成分は、毎日の食事に取り入れることで、すっきりとした生活リズムをサポートします。
②多様な栄養素を含んでいる
ケフィアは、ビタミンB群やカルシウム、マグネシウムなどの栄養素を含んでおり、栄養バランスの取れた食事を目指す方に適しています。
③飲みやすく、様々な食生活に取り入れやすい
ケフィアのマイルドな酸味とクリーミーな口当たりは、朝食やスナックタイムにぴったりです。さまざまなレシピに応用できるので、毎日の食事に取り入れやすいのも魅力です。
④乳酸菌が豊富
ケフィアには複数の乳酸菌が含まれており、これらは日常の食生活を支える重要な成分です。
⑤手作りで楽しめる自然な発酵食品
ケフィアは自宅で簡単に作ることができ、手作りならではの新鮮さと独自の風味を楽しめます。
ケフィアの作り方
【材料】
- 牛乳:1000㏄
- 種菌:2袋
【作り方】
- 牛乳パックに種菌を2袋入れてよく振る
- 25℃(常温)で24h保温して固まったらできあがり
*ヨーグルトメーカーで作る
- 容器、スプーンを殺菌する
- 牛乳と種菌を入れ攪拌する
- 25℃24hにセットし発酵させる
出来上がり後は冷蔵庫で冷やしてから召し上がりください。
やってみよう
ケフィアはヨーグルトと比較すると少し柔らかく(水分が多く)感じるので、固めが好きな自分好みのケフィアが作れないのか実験してみた。
【仮説】
- 発酵時間を長くすると固さが増す
- 酸味が強くなる
【実験】
発酵温度は25℃で発酵時間を24h、36h、48hの3種類を作る
確認する事
- 風味、味、食感
- 固さ
①風味、食感は私見で確認する
②固さは水切りヨーグルトをつくる要領でどれだけ水分とカードが分離できるのか検証してみる
仕上がり後に冷蔵庫で6h冷やして不織布に入れて24h自然に分離させる
【結果】
発酵時間 | 風味、食感 | 固さ | |
24h | (基準) | (基準260g) | |
36h | ほんのり甘さ | ホエイ250g | |
48h | 少し酸味が増す | ホエイ250g |
24h発酵(基準)
36h発酵
48h発酵
【感想】
24hを基準にして36h、48hと発酵時間を延ばしてカードの硬さと風味、食感に変化があるのか確認してみましたが、風味、食感については少し酸味が増していくように感じ
ガードの硬さは36hまでは少し硬くはなるがそれ以降は変化は無かった。
水切りヨーグルトを作るのなら36hがお勧めです。
ケフィアのアレンジレシピ
フローズンケフィア
【材料】
- 水切りケフィア:200g
- 好みのジャム:大さじ4
【作り方】
- ケフィア400gをフィルターで一晩水切り
- ジャムと混ぜ合わせる
- 冷凍庫で3時間凍らせて完成
*ジャムの代わりにフレッシュフルーツ、ドライフルーツを混ぜても美味しくいただけます。
ケフィアドリンク
【材料】
- ケフィア:100g
- 野菜ジュース:100㏄
【作り方】
- ケフィアを大き目の容器に入れてカードが無くなるまでシッカリかき混ぜる
- 野菜ジュースと混ぜて出来上がり
ケフィアドレッシング
【材料】
- ケフィア:大さじ2
- オリーブオイル:大さじ1
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 材料を入れてよく混ぜる
まとめ
ケフィアは、古くからコーカサス地方で飲まれ続けてきた貴重で珍しい発酵乳であり、その共生発酵によって生まれる豊かな風味と健康効果が魅力です。日本では市販されていないため、手作りで楽しむことが推奨されます。この記事で紹介した方法を参考に、自宅で手軽にケフィアを作って、その美味しさと健康効果をぜひ実感してみてください。日々の生活にケフィアを取り入れることで、より豊かで健康的な毎日を過ごせることでしょう。
ではでは 感謝感謝