米麹

家庭で作る豆板醤|基本のレシピと毎日の料理への応用法

米こうじ君

豆板醬って家で作れるの?

大豆ちゃん

豆板醤を使ったアレンジレシピを教えて

このような方に読んでいただきたい記事です。

発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。

豆板醤(トウバンジャン)は、中華料理に欠かせない発酵調味料で、特に辛味と旨味を料理に加える万能なアイテムです。辛さだけでなく、深い風味が料理を引き立てることから、多くの家庭でも人気です。今回は、家庭で簡単にできる豆板醤の基本的なレシピと、その応用法についてご紹介します。

豆板醤の魅力とは?

豆板醤は、中国・四川省発祥の調味料で、発酵させた唐辛子、そら豆、塩を主な原材料としています。その辛味成分であるカプサイシンは、料理にピリッとしたアクセントを加えるだけでなく、風味豊かな発酵の旨味が特徴です。市販のものも美味しいですが、自家製の豆板醤は、味や辛さの調整ができ、自分好みにカスタマイズできる点が最大の魅力です。

豆板醤の基本レシピ

まずは、家庭で作れるシンプルな豆板醤のレシピをご紹介します。手間は少しかかりますが、発酵食品を作る楽しみを味わいながら、美味しい自家製調味料を手に入れることができます。

材料と作り方

【材料】

  • そら豆(冷凍食品):100g
  • 米麹(乾燥):50g
  • 塩:20g
  • 唐辛子(粗):15g
  • 味噌:大さじ1
  • 水:大さじ1程度(状態を見ながら)

【作り方】

  1. そら豆の下処理
  2. 細かく刻んで混ぜ合わせる
  3. 発酵
  4. 完成

①そら豆の下処理

冷凍そら豆の薄皮を剥く

*生鮮そら豆を使用する時にはさやから出して熱湯で8分程、柔らかくなるまで煮て薄皮を剥きます。

②細かく刻んで混ぜ合わせる

手動チョッパーに入れて細かく切り刻む

*粉っぽさがあれば水分を足して耳たぶぐらいの硬さに調整してください。

③発酵

ジッパー付きの袋に空気が入らないように押し込みながら入れて空気の触れる上面に塩を振り2か月から半年寝かせる

④完成

完成した豆板醤は冷蔵庫で保管してください。

*そら豆の代わりに枝豆でもおいしくいただけますよ

毎日の料理への応用法

自家製の豆板醤ができたら、いろいろな料理に応用して楽しみましょう。以下は、家庭で簡単にできる豆板醤を使った料理のアイデアです。

1. ディップソースとして

【材料】

  • マヨネーズ:大さじ2
  • 豆板醤:小さじ1
  • 醤油:少々

【作り方】

  1. 材料を混ぜ合わせ、好みで豆板醤を足してみてください。

2.漬物として

【材料】

  • 茄子:1本
  • 豆板醤:小さじ1
  • 塩昆布:2g
  • ごま油:小さじ1

【作り方】

  1. 茄子のヘタを取りスライスします
  2. ビニール袋に入れて豆板醬、塩昆布を入れて混ぜ合わせる
  3. 冷蔵庫で半日冷やして召し上がってください

*きゅうりにもよく合いますのでお試しください。

3. 旨辛肉みそ

【材料】

  • 豚のひき肉(鶏でも可):200g
  • サラダ油(炒め用):適量
  • 赤味噌:大さじ4
  • 豆板醤:大さじ1
  • 酒:大さじ4
  • みりん:大さじ4
  • ごま油:小さじ1

【作り方】

  1. 豚肉を中火で炒め全体に火を通す
  2. 混ぜ合わせた残りの材料を入れて炒める

*温かいご飯に黄身を落として丼にしていただきます。

豆板醤の保存と注意点

自家製の豆板醤は発酵食品であるため、冷蔵庫で適切に保存すれば半年から1年ほど楽しむことができます。発酵が進むことで風味や香りが変わることがありますが、これも手作り豆板醤ならではの魅力です。

保存する際は、清潔なスプーンや箸を使って取り出し、雑菌の混入を防ぐことが重要です。また、密閉できる容器を使い、酸化を防ぐために空気に触れない状態を守ることがポイントです。

まとめ

家庭で作る豆板醤は、市販のものとは一味違った風味と辛さを楽しむことができ、料理の幅を広げる調味料です。基本のレシピはシンプルですが、発酵の過程で生まれる旨味や香りが料理を引き立てます。また、応用法も多岐にわたり、日々の食卓をより豊かにすること間違いありません。ぜひ、自家製豆板醤にチャレンジして、オリジナルの風味を楽しんでみてください。

ではでは 感謝

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ひゃくみつ
百歳まで楽しく生きることを目標にしています。 発酵食品は健康維持する目的のためで 50歳から毎日欠かさず作って食べています。 発酵食品ソムリエ 2022.4に取得 まだまだ挑戦中です。