米麹甘酒の作り方が知りたいなぁ
米麹甘酒にどんな魅力があるの?
このような方に読んでいただきたい内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
米麹甘酒は、日本の伝統的な発酵飲料で、その自然な甘さと豊富な栄養価から、多くの人々に愛されています。特に米麹甘酒は砂糖を使用ぜずに自然な甘さがあり、ビタミン、ミネラルが豊富で私たちのカラダを動かすのに必要な9種類の必須アミノ酸が含まれていることから『飲む点滴』といわれています。この記事では、米麹甘酒の魅力と簡単な作り方について詳しく解説します。
米麹甘酒の魅力
まず、米麹甘酒の魅力について見ていきましょう。
1.自然な甘さ
米麹甘酒の最大の特徴は、その自然な甘さです。砂糖を一切使用せず、米と米麹を発酵させることで得られる甘さは、自然で優しい風味があります。この甘さは、麹菌が米のデンプンをブドウ糖に変える過程で生まれます。砂糖に比べて血糖値の上昇が緩やかであるため、健康志向の方にも適しています。
2.豊富な栄養素
米麹甘酒は、「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高い飲み物です。ビタミンB群、アミノ酸、酵素、ミネラルなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。特に、ビタミンB群はエネルギー代謝を助けるため、疲労回復や美容効果が期待できます。
『飲む点滴』と言われる理由
ぶどう糖と必須アミノ酸が補給できるため。
必須アミノ酸9種は体内で作ることができないので食べ物から摂る必要がありますので、これらを補給できる麹甘酒は『飲む点滴』と呼ばれる所以です。
- 【必須アミノ酸9種】バリン・イソロイシン・ロイシン・メチオニン・リジン・フェリルアラニン・トリプトファン・トレオニン・ヒスチジン
発酵食品である米麹甘酒は、腸内環境の改善にも効果があります。腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。これにより、便通が良くなり、肌の調子も改善されることが期待できます。
米麹甘酒の作り方2種
米麹甘酒のレシピを2種類紹介します。
- ヨーグルトメーカーを使ったシンプルな作り方
- 炊飯器を使ったしっとり系の甘酒
1.ヨーグルトメーカーを使ったシンプルな作り方
[材料]
- 米麹(乾燥):300g
- 水:500cc
[作り方]ヨーグルトメーカー
- ヨーグルトメーカー の容器を殺菌します
- 計量した材料を入れてかき混ぜます
- 60°c8hにセットして完成(途中1,2回かき混ぜます)
2.材料を入れてかき混ぜまる
3.60℃6時間で完成です
工程も少ないので失敗することなく酵素がタップリ含まれた甘酒ができます。
2.炊飯器を使ったしっとり系の甘酒
【材料】
- 米:1合(150g)
- 水:600㏄
- 米麹(乾燥):200g
- 水:300㏄
【作り方】炊飯器
- 米1合(150g)を洗い、600㏄の水で炊きます
- 炊きあがりのご飯に300㏄の水を入れて60℃まで冷まします
- 米麹200gを入れてかき混ぜます
- 炊飯器の蓋は開けたまま保温スイッチを入れます
- 湿らせた布巾を蓋の代わりに掛ける(布巾が乾いていたら湿らせる)
- 8時間で完成(途中1回かき混ぜる)
1.米を炊きます
2.300㏄の水を入れて60℃まで冷まします
*70℃で米麹の酵素が失活してしまうため、水を入れ必ず60℃まで冷ましてから米麹を入れて下さい。
3.米麹を投入する
6.8時間保温で完成
ノンシュガー、ノンアルコールの甘酒のできあがりです。米麹の酵素の働きで、甘酒に含まれるデンプンがブドウ糖に分解されることで、砂糖の甘さではない優しく余韻の残る甘さになります。
米粒が気になる方
ミキサーで攪拌するとペースト状になり滑らかになります。
レシピ①、②の比較
レシピ① | レシピ② | |
味 | ◎ | ◎ |
作り易さ | ◎ | ご飯を炊く手間 |
色 | 黄色味 | 白 |
コスト | 高い | 安い |
時間 | 8時間 | 9時間 |
粘度 | サラサラ | とろみがある |
どちらを作っても美味しく出来上がります。
合わせて読んでいただきたい記事
麹甘酒のカロリーと保存方法
麹甘酒のカロリーと糖質はどのくらいなのか?牛乳と比較してみました
100g当たり
(100g当たり) | 麹甘酒 | 牛乳 |
カロリー(kcal) | 81 | 67 |
糖質(g) | 17.9 | 4.8 |
*麹甘酒は作り方やの濃度によって数値は異なります。
牛乳と比較してわかるように飲み物としてはカロリー、糖質共にやや高いので、活動量が増える朝に飲むことをお勧めします。
保存方法と期間は?
手作り麹甘酒は美味しくいただける期間が短いため保存場所と期間が大切で保存容器をシッカリと滅菌してから甘酒をいれるようにしてください。
常温 :基本NG
冷蔵庫:1週間ほど
冷凍庫:1ケ月ほど
甘酒を冷凍する際の注意点
- 用途に合わせて小分けにする
- 解凍時には自然解凍(冷蔵庫で一晩)がお勧め
使い方にもよりますがスムージーなどに入れる場合は製氷器に入れて凍らせると便利に使えます。そのままアイスとして食べることもお勧めです。
美味しい食べ方とアレンジ
米麹甘酒アイスクリーム
[材料]
- 甘酒(米麹甘酒):150g
- 生クリーム:100cc
- 卵黄:1つ
[作り方]
- 生クリームを泡立てる
- 甘酒と卵黄を加えて混ぜる
- 容器に入れて凍らせて出来上がり
卵焼き(米麹甘酒入り)
【材料】
- 卵:3個
- 米麹甘酒:大さじ2
- ダシ醤油:少々
【作り方】
- 材料を混ぜて焼きます。
*ふわふわトロトロの甘い卵焼きができますのでお試しください。
デザート
砂糖や蜂蜜の代わの甘味料として使う
- ヨーグルト
- きな粉
- トマトジュース
米麹甘酒スムージ
ブルーベリー
[材料]
- ブルーベリー(冷凍):25g
- 米麹甘酒:100g(甘酒アイス3個)
- 牛乳:100㏄
[作り方]
- ミキサーに材料を入れて攪拌すれば出来上がりです
*保存のためと氷で薄めたくないために凍らせた麹甘酒を使用してます、上手く攪拌できない場合は牛乳を少し入れてのばしてみて下さい。
バナナ、小松菜
[材料]
- 小松菜:50g
- バナナ:半分
- 牛乳:100㏄
- 米麹甘酒:100g(甘酒アイス3個)
- レモン果汁:5cc
まとめ
米麹甘酒は、その自然な甘さと豊富な栄養価から、健康的な生活をサポートする優れた飲み物です。家庭で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。発酵の力で、毎日の生活に美味しさと健康を取り入れてみましょう。
是非 試してみてくださいね
ではでは 感謝 感謝
参考文献
発酵食品を知る:賢者企画
砂糖の代わりに麹甘酒を使うという提案:前橋健二、あまこようこ