どうして砂糖を入れないのに甘くなるの?
発酵あずきの作り方が知りたいなぁ
このような方のための内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
発酵食品の一つである発酵あんこは、自宅で簡単に作ることができ、健康にも良い効果が期待できます。この記事では、発酵あんこの作り方やその健康効果、楽しみ方について詳しくご紹介します
発酵あんこの健康的なポイント
発酵あんこには、以下のような健康に嬉しいポイントがあります。
1. 消化をサポート
発酵の過程で生まれる酵素が消化をサポートし、腸内環境を整える助けになります。乳酸菌が含まれているため、腸内のバランスを維持しやすくなり、毎日のスムーズな生活に役立つでしょう。
2. 栄養の吸収率がアップ
発酵により、小豆の栄養素がより吸収されやすい形に変わります。特にビタミンB群やミネラルが豊富で、体のエネルギー代謝をサポートする助けになります。発酵の過程で吸収を妨げる物質が分解され、栄養が効率よく摂取できます。
3. 低カロリーで嬉しい
通常のあんこと比べて、発酵あんこは砂糖の使用量が少なく、低カロリーです。ダイエット中でも取り入れやすい食品です。糖質が控えめなので、持続的なエネルギー供給に役立ちます。さらに、発酵によって生成される成分が体内の脂肪分解をサポートし、健康的な生活を支えます。
発酵あんこを日常の食事に取り入れることで、消化のサポート、栄養の効率的な摂取、カロリーを気にせず楽しむことができます。ぜひ、自宅で発酵あんこを作り、その魅力を感じてみてください。
カロリー比較 普通のあんこ VS 発酵あんこ
砂糖を使用した普通あんこと発酵あんこのカロリーと糖質はどのくらい違うのでしょうか
カロリー (100g当たり) | 糖質 (100g当たり) | |
普通あんこ | 527kcal | 123g |
発酵あんこ | 429kcal | 83g |
発酵あんこはカロリーは13%off、糖質は30%offとなります。
カロリーとは
1gの水の温度を標準大気圧下で1℃上げる熱量が1calです。
例)1ケ月で1㎏脂肪を減らす場合
体内に蓄えられている脂肪を1㎏減らすのには,7200kcalが必要とされています。毎日240kcalを摂取しないか運動で消費する必要があります
- 240kcalの食事(摂取減):ハンバーガー小(100g)、どら焼き1個
- 240kcalの運動(消費増):歩き50分
食べ過ぎには注意が必要ですが、砂糖を使用していないので血糖値を上げにくいのもありがたい効果ですね
合わせて読んでいただきたい記事
|小豆のパワーをぎゅっと凝縮!|炊飯器だけで作る小豆茶と発酵あずき
発酵あんこ(小豆)の作り方
[材料]
- 小豆:200g
- 米麹(乾燥):200g
- 小豆のゆで汁:100cc
[作り方]
- 小豆の渋切りをする
- 小豆を煮る
- 炊飯器の保温機能で60°c,8h
詳しく解説していきます。
1.渋切り
- 小豆を軽く水洗いする
- 鍋に小豆と水を入れ沸騰してから2分程度煮込む
- 水を切る
渋切り完了。
2.小豆を煮る
- 小豆が浸かるぐらいの水を入れる
- 沸騰させてたら弱火で60分灰汁を取りながら煮込んでいく(圧力鍋の場合20分)
- 水の量が減らないように何度か水を足す
- 小豆が指で潰れるぐらいになればOK
- 煮汁を100cc別の容器に移して水を切る
*必ず茹で小豆と茹で汁を60°c以下まで冷ます
60分弱火で灰汁を取りながらの作業は面倒で嫌という方には圧力鍋がお勧めです。
蓋をせずに渋切までの作業を済ませて、水を入れ直して蓋をして圧力をかけ蒸気が出てきたら弱火にして20分、圧力が抜けたら出来上がりです。
3.炊飯器の保温機能で低温調理
- 茹で小豆と米麹、茹で汁100ccを容器に入れ混ぜ合わせる
- 保温機能を使い、蓋は開けたままで濡れ布巾を掛けて8時間
- 2、3時間ごとに混ぜて濡れ布巾はできるだけ乾かさない
かき混ぜるタイミングで、あんこの水分量を上手く調整してください。
- 乾き気味だと水分を足してあげて布巾を乾かさないようにする
- 水分が多いと思ったら布巾を乾いたままにする
*炊飯器の性能によって違いがでますので初めて作るときには、2時間ごとにかき混ぜることと検温をお勧めします。
コツをつかめばほったらかし調理で問題ないです。
【作り方】
- 茹で小豆、米麹、ゆで汁を内容器に入れる
- 60℃8hにセットする
茹で小豆、米麹、ゆで汁を内容器に入れる
ヨーグルトメーカーのメリット
ヨーグルトメーカーで作ると温度と時間がセットできているので管理が楽ですが、デメリットは沢山の量が一度に作れないことです。
用途に合わせて作ってみてくださいね
発酵あんこの賞味期限と保存方法
家庭で手作りですから保存料等を使用していませんので腐敗し易くなっています。ここで疑問が、沢山作るのはいいけど、どのくらい日持ちするの?保存方法は?
- 常温 :NG
- 冷蔵 :1週間
- 冷凍 :1ケ月
を目安にしてください。
では、腐るとどうなる?だんだんと乳酸菌が増えてきて酸っぱくなってきます。そうならないために出来上がりに1週間分を小分けにして冷凍保存することをお勧めします。
解凍方法は、前日に冷蔵庫で自然解凍するだけで美味しくいただけます。
是非ためしてみてくださいね
美味しい食べ方と簡単アレンジ
発酵あんこトースト
[作り方]
- 食パンをトーストします
- 発酵あんこを乗せて食べます
お好みでバターを添えて食べると一層美味しくなります。
発酵あんこヨーグルト添え
[作り方]
- ヨーグルトに適量添えていただきます
バニラアイスや抹茶アイスに添えて食べても最高です。発酵あんこを凍らせてヨーグルトに添えて食べても美味しくいただけます。
発酵あんこどら焼き、鯛焼き
【作り方】
- 生地はホットケーキミックスを使い焼いていきます
- 好みの量を挟んでいただきます
たい焼きの型に流し込み発酵あんこを挟んで焼きます。外はパリっとした食感で中はふんわり焼き上がりますのでおすすめです。
発酵あんこぜんざい
[作り方]
- 鍋に発酵あんこを入れ水でのばします
- お餅や白玉をお皿置き1をかけていただきます。
甘さ控え目のぜんざいの出来上がりです、3時のおやつにピッタリです。
コーヒーに浸して
【作り方】
- ブラックコーヒーに入れて混ぜながらいただきます
飲み物というより発酵あんこをコーヒーに漬けて食べると美味しくいただけます。
まとめ
発酵あんこは、おいしくてヘルシーな発酵食品の一つです。自宅で簡単に作れる上、消化を助け、栄養価が高く、低カロリーであるため、健康を意識する方にはぴったりです。ぜひ、この記事を参考にして、自宅で発酵あんこ作りに挑戦してみてください。そして、さまざまな料理に取り入れて、その魅力を存分に楽しんでください!
以上、発酵あんこの魅力についてご紹介しました。
ではでは 感謝
参考文献