どうして砂糖を入れないのに甘いの?
発酵あずきの作り方が知りたいなぁ
このような方のための内容です。
通常あずきあんこを作るためにはあずきとほぼ同量の砂糖を使用して作られています。
砂糖を使わないのに甘いあんこができる”発酵あずき”って不思議ですよね
発酵あずきは麹菌が作り出すアミラーゼという酵素があずきに含まれるデンプンを
分解して糖化させることで自然な甘みを醸し出してくれます。
その上に食物繊維が豊富で、砂糖を使わないので血糖値の上昇を抑えてくれる身体に優しいスイーツです。
簡単に手作りすることができますので
発酵の不思議な力を実感してみて下さい。
発酵あずきの効果
含まれる栄養素と期待できる効果
- 整腸作用 :米麹が腸内の善玉菌を増やし、小豆に含まれる食物繊維(ごぼうの2倍、サツマイモの3倍)、オリゴ糖が善玉菌のエサになる相乗効果がある。
- 血糖値をコントロール:ポリフェノール(赤ワインの2倍)が血糖値の上昇を防いでくれる。
- 貧血予防 :鉄分(ほうれん草の2.7倍)が豊富に含まれている。
- むくみを解消:サポニン、カリウムなど利尿作用が高い成分が豊富に含まれている。
- 美肌、美髪効果:良質なたんぱく質とビタミンB6、こうじ酸、フェルラ酸、ビオチンなど身体の内側からキレイにしてくれる成分が多数含まれている。
普通あんことカロリー比較
砂糖を使用した普通あんこと発酵あんこのカロリーと糖質はどのくらい違うのでしょうか
カロリー (100g当たり) | 糖質 (100g当たり) | |
普通あんこ | 527kcal | 123g |
発酵あんこ | 429kcal | 83g |
発酵あんこはカロリーは13%off、糖質は30%offとなります。
カロリーとは
1gの水の温度を標準大気圧下で1℃上げる熱量が1calです。
例)1ケ月で1㎏脂肪を減らす場合
体内に蓄えられている脂肪を1㎏減らすのには,7200kcalが必要とされています。毎日240kcalを摂取しないか運動で消費する必要があります
240kcalの食事(摂取減):ハンバーガー小(100g)、どら焼き1個
240kcalの運動(消費増):歩き50分
食べ過ぎには注意が必要ですが
砂糖を使用していないので血糖値を上げにくいのもありがたい効果ですね
合わせて読んでいただきたい記事
|小豆のパワーをぎゅっと凝縮!|炊飯器だけで作る小豆茶と発酵あずき
発酵あんこの作り方
[材料]
- 小豆:200g
- 米麹(乾燥):200g
- 小豆のゆで汁:100cc
[作り方]
- 小豆の渋切りをする
- 小豆を煮る
- 炊飯器の保温機能で60°c,8h
詳しく解説していきます。
1.渋切り
- 小豆を軽く水洗いする
- 鍋に小豆と水を入れ沸騰してから2分程度煮込む
- 水を切る
渋切り完了。
2.小豆を煮る
- 小豆が浸かるぐらいの水を入れる
- 沸騰させてたら弱火で60分灰汁を取りながら煮込んでいく(圧力鍋の場合20分)
- 水の量が減らないように何度か水を足す
- 小豆が指で潰れるぐらいになればOK
- 煮汁を100cc別の容器に移して水を切る
*必ず茹で小豆と茹で汁を60°c以下まで冷ます
60分弱火で灰汁を取りながらの作業は面倒で嫌という方には圧力鍋がお勧めです。
蓋をせずに渋切までの作業を済ませて、水を入れ直して蓋をして圧力をかけ蒸気が出てきたら弱火にして20分、圧力が抜けたら出来上がりです。
3.炊飯器の保温機能で低温調理
- 茹で小豆と米麹、茹で汁100ccを容器に入れ混ぜ合わせる
- 保温機能を使い、蓋は開けたままで濡れ布巾を掛けて8時間
- 2、3時間ごとに混ぜて濡れ布巾はできるだけ乾かさない
かき混ぜるタイミングで、あんこの水分量を上手く調整してください。
乾き気味だと水分を足してあげて布巾を乾かさないように注意して
水分が多いと思ったら布巾を乾いたままにしてください。
*炊飯器の性能によって違いがでますので初めて作るときには、2時間ごとにかき混ぜる
ことと検温をお勧めします。
コツをつかめばほったらかし調理で問題ないです。
【作り方】
- 茹で小豆、米麹、ゆで汁を内容器に入れる
- 60℃8hにセットする
茹で小豆、米麹、ゆで汁を内容器に入れる
ヨーグルトメーカーのメリット
ヨーグルトメーカーで作ると温度と時間がセットできているので管理が楽ですが
デメリットは沢山の量が一度に作れないことです。
用途に合わせて作ってみてくださいね
発酵あんこの賞味期限と保存方法
家庭で手作りですから保存料等を使用していませんので腐敗し易くなっています。
ここで疑問が、沢山作るのはいいけど、どのくらい日持ちするの?保存方法は?
- 常温 :NG
- 冷蔵 :1週間
- 冷凍 :1ケ月
を目安にしてください。
では、腐るとどうなる?
だんだんと乳酸菌が増えてきて酸っぱくなってきます。
そうならないために出来上がりに1週間分を小分けにして冷凍保存することをお勧めします。
解凍方法は
前日に冷蔵庫で自然解凍するだけで美味しくいただけます。
是非ためしてみてくださいね
美味しい食べ方と簡単アレンジ
発酵あんこトースト
[作り方]
- 食パンをトーストします
- 発酵あんこを乗せて食べます
お好みでバターを添えて食べると一層美味しくなります。
発酵あんこヨーグルト添え
[作り方]
- ヨーグルトに適量添えていただきます
バニラアイスや抹茶アイスに添えて食べても最高です。
発酵あんこを凍らせてヨーグルトに添えて食べても美味しくいただけます。
発酵あんこどら焼き、鯛焼き
【作り方】
- 生地はホットケーキミックスを使い焼いていきます
- 好みの量を挟んでいただきます
たい焼きの型に流し込み発酵あんこを挟んで焼きます。
外はパリっとした食感で中はふんわり焼き上がりますのでおすすめです。
発酵あんこぜんざい
[作り方]
- 鍋に発酵あんこを入れ水でのばします
- お餅や白玉をお皿置き1をかけていただきます。
甘さ控え目のぜんざいの出来上がりです、3時のおやつにピッタリです。
コーヒーに浸して
【作り方】
- ブラックコーヒーに入れて混ぜながらいただきます
飲み物というより発酵あんこをコーヒーに漬けて食べると美味しくいただけます。
まとめ
発酵あんこの効果
期待できる効果
- 整腸作用
- 血糖値をコントロール
- 貧血予防
- むくみを解消
- 美肌、美髪効果
発酵あんこと普通のあんこの比較
カロリー (100g当たり) | 糖質 (100g当たり) | |
普通あんこ | 527kcal | 123g |
発酵あんこ | 429kcal | 83g |
カロリーは13%オフで糖質は30%オフとなります。
発酵あんこの作り方
- 小豆の渋切りをする
- 小豆を煮る
- 炊飯器の保温機能で60°c,8hの低温調理
小豆と乾燥米麹は同量にして作ります。
ヨーグルトメーカーとの比較
メリット:管理が楽チン
デメリット:一度に作れる量が少量
賞味期限と保存方法
常温 :NG
冷蔵 :1週間
冷凍 :1ケ月
*解凍方法は一日前に冷蔵庫で解凍する。
美味しい食べ方と簡単アレンジ
- 小倉トースト
- アイス、ヨーグルトに添える
- どら焼き、たい焼き
- ぜんざい
- コーヒーに浸して
美味しくて美容や健康に良い優しい甘さのスイーツです。
簡単に美味しくできますので是非挑戦してみて下さい。
ではでは 感謝 感謝