レンズ豆ってどんな豆?
発酵レンズ豆の作り方が知りたいなぁ
このような方に読んでいただきたい内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
「レンズ豆」と聞いて、どんな食材をイメージしましたか? 実は、この小さな豆は中東やインド、地中海沿岸を中心に古くから食べられてきたスーパーフードです。 、料理に使ったことがない方も多いかもしれません。
そんなレンズ豆は、実は栄養満点で調理しやすく、クセが少ないため世界中で愛されています。 米麹を使って発酵させることで、さらに旨味やコクが引き出され、和風にも洋風にも合う万能食材へと今回は、そんな日本ではまだ珍しい「レンズ豆」を使った発酵あんこの作り方と、その活用法について詳しくご紹介します。 食卓に新しい楽しみを加えてみませんか?
凸レンズのような形が名前の由来と思われがちですが
レンズ豆の形が凸レンズの語源なのです。
レンズ豆の特徴
小さな粒に栄養が詰まったレンズ豆は、中東やインド、ヨーロッパで愛されるスーパーフード。 その魅力を詳しく紹介します。
レンズ豆に含まれる栄養価 乾と茹で(100g当たり)
栄養成分 | 含有量(乾) | 含有量(ゆで) | 推奨摂取量 | |
エネルギー | 313kcal | 149kcal | 2050kcal | |
タンパク質 | 23.2g | 11.2g | 50g | |
食物繊維 | 16.7g | 9.4g | 18g以上 | |
葉酸 | 77μg | 22μg | 240μg | |
ビタミンB1 | 0.52㎎ | 0.2㎎ | 1.1㎎ | |
鉄 | 9㎎ | 4.3㎎ | 6.5㎎ | |
亜鉛 | 4.8㎎ | 2.5㎎ | 8㎎ | |
カリウム | 1000 | 330㎎ | 2000㎎ |
*推奨摂取量は30歳から49歳の女性を目安を抜粋したものです。
レンズ豆あんこの作り方
【材料】
- レンズ豆:200g
- 米麹(乾燥):200g
- 水(茹で汁):150㏄
【作り方】
- レンズ豆を洗って、茹でる
- 米麹と水を混ぜる
- 炊飯器で8h
1.レンズ豆を茹でる
- ザルにレンズ豆を入れてしっかり水洗いします。(水に浸漬しなくても良い)
- 鍋に移して沸騰してから弱火で15分程、灰汁を取りながら茹でます。【圧力鍋を使う場合】加掛スタートから8分
2.米麹と水を混ぜる
- 茹でたレンズ豆を60℃以下まで冷まして米麹と混ぜます
- 茹で汁を150㏄少しづつ混ぜ合わせていきます
*60℃以下まで冷さないと麹菌の澱粉を糖化する酵素が分解されてしまうために、あんこができなくなります。
*味噌くらいの水分量になるように適量のこして米麹を混ぜていきます。
3.炊飯器の保温機能で8h
- 炊飯器の蓋を開けたまま保温機能を使います
- 濡れた布巾で蓋を被せて途中1~2回混ぜ合わせます
冷蔵庫で1週間を目安に保管してください。
小分けにして冷凍庫で保管すると便利なのでお勧めです。
ヨーグルトメーカーで作る
【作り方】
- 1.①②は同じ
- 3.ヨーグルトメーカーで60℃8h
レンズ豆あんこのアレンジ
発酵レンズ豆あんこは、和洋中問わず様々な料理にアレンジ可能です。以下のアイデアを参考にしてみてください。
発酵レンズあんこフムス風
【材料】
- 発酵レンズ豆あんこ:100g
- オリーブオイル:大さじ2(30㏄)
- すりおろしニンニク:小さじ1(5g)
- レモン果汁:小さじ1(5㏄)
【作り方】
- 材料をミキサーで攪拌します
- なめらかになったら出来上がりです。野菜、肉、パンに付けて召し上がってください
発酵レンズ豆あんこアイス
【材料】
- 発酵レンズ豆あんこ:100g
- 牛乳:大さじ2(30㏄)
- バター:大さじ1(15g)
【作り方】
- 耐熱ボウルにバターと牛乳を入れてレンジ600wで30秒
- 発酵レンズ豆あんこと混ぜ合わせて製氷器に入れて冷凍庫で2時間
発酵レンズ豆あんこ水羊羹
【材料】
- 発酵レンズ豆あんこ:100g
- 水:75㏄
- ゼラチン:5g
【作り方】
- 沸騰させた水にゼラチンを溶かし少し冷まします
- 発酵レンズ豆あんこを入れてかき混ぜて型に流し入れて冷蔵庫で2時間ほど冷まし固めます
*優しい甘さの水羊羹になりますので、召し上がり時に蜂蜜等で調整してくださいね
まとめ
発酵レンズ豆あんこは、シンプルな材料と工程で作れるうえ、栄養価が高く、さまざまな料理に活用できます。世界の食卓に学びながら、日本の食文化を取り入れた新しい発酵食品を楽しんでくださいみませんか?
これを機に、あなたも発酵レンズ豆あんこを試して、健康で美味しい食生活をスタートしてみてください!
ではでは感謝感謝。
参考文献:
日本人の食事摂取基準(2020年版)厚生労働省