発酵カボチャ餡の作り方が知りたいなぁ
発酵カボチャ餡のアレンジレシピを教えて
このような方に読んでいただきたい内容です。
発酵食品の魅力を伝えるブロガーです。
ホクホクとした食感と優しい甘さが特徴の「カボチャ」を米麹を使って「発酵あんこ」のレシピをご紹介します。砂糖を一切使わずにカボチャの自然な甘さを引き出しながら、体にもうれしい効果が期待できる、ヘルシースイーツです。 今回は、発酵あんこの魅力や作り方、そしてその活用方法について詳しくお伝えします!
カボチャ=パンプキン?
ボチャの種類は3種に大別されます。
- 日本カボチャ:煮崩れしにくい特徴があるので懐石料理などに使われる
- 西洋カボチャ:一般的に流通している
- ぺポカボチャ:園芸用の品種が多い
パンプキンはぺポカボチャの一部の果皮がオレンジ色のものを指します。 カボチャは漢字で『南瓜』、英名は『スクワッシュ』なので、パンプキンはぺポカボチャの一種であります。
カボチャ≠パンプキンとなります。
カボチャの魅力
かぼちゃは、ホクホクとした食感と優しい甘さが特徴で、秋冬にぴったりの食材です。豊富なβカロテンやビタミンC、カリウムなどを含み、日々の健康を意識する方にもおすすめです。食物繊維が多く、食事に取り入れやすいものの魅力のひとつです。
西洋カボチャ(100g当たり)に含まれる栄養素
栄養成分 | 含有量 | 推奨摂取量 |
エネルギー | 76kcal | 2050kcal |
炭水化物 | 20.6g | 50g~65g |
(食物繊維総量) | 3.5g | 18g以上 |
ビタミンA | 330μg | 700μg |
ビタミンC | 43㎎ | 100㎎ |
ビタミンE | 4.9㎎ | 5.5㎎ |
カリウム | 450㎎ | 2000㎎ |
*推奨摂取量は30歳~49歳女性を表示
炭水化物:炭素と水素の化合物で、消化されてエネルギー源となる。難消化性糖類は食物繊維の仲間となります。
食物繊維:食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない物質。
整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、第6の栄養素といわれることもある。
ビタミン:人体の機能を正常に保つため必要な有機化合物。体内ではほとんど合成することができないため、食物から摂取する必要がある。
カリウム :ナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要。
*参照:e-ヘルスネット
うま味、甘味の濃厚なカボチャの選び方
丸ごと:
- ヘタがよく乾いている
- 皮がかたく締まっていてずっしり重いもの
カットしてあるもの:
- 肉質が緻密で種が大きくて密集している
- 濃い黄色か鮮やかなオレンジなもの
米麹の酵素の働き
米麹には、発酵を助けるさまざまな酵素が含まれています。
代表的なものには
- プロテアーゼ :タンパク質をアミノ酸に分解する
- アミラーゼ :デンプンをぶどう糖に分解する
- リパーゼ :脂肪を分解する
酵素の働きによって、発酵あんこは砂糖を使わなくても自然な甘さが引き出され、味わいが豊かになります。
さらに、米麹が持つ酵素の働きにより、食材の栄養が分解され吸収されやすい形に変わります。このため、米麹で発酵させたあんこは、食材本来の美味しさと風味がさらに引き出され、より豊かな味わいに仕上がります。
カボチャの発酵あんこ作り方
【材料】
- カボチャ:200g
- 米麹:100g
- 水:120㏄
【作り方】
- カボチャをマッシュにする
- カボチャと米麹を混ぜる
- 炊飯器で保温して8h
1.カボチャをマッシュにする
- カボチャの種とワタを取り除き2㎝角ぐらいに切る
- 水を少し入れラップしてレンジ(600w)で5分
- 皮ごと水を混ぜながらミキサーにかけます。好みでフォークやマッシャーでしかり潰して粗目の食感を残してもOKです。
かぼちゃの皮にも、β-カロテンやビタミンC、食物繊維などの栄養素が含まれています。
2.米麹と水を混ぜる
- カボチャのペースト(60℃以下に冷ましてから)と米麹を混ぜます。
- 米麹をシッカリ混ぜ合わせて少しゆるい目に調整してください。
3.炊飯器で保温して8h
- 炊飯器の保温にセットして、蓋を開けて濡らした布巾を被せてます。
- 途中2回ほど混ぜ合わせて8hで完成です。
ヨーグルトメーカーで作る
【作り方】
- 1と2は同じ
- ヨーグルトメーカーで60℃8h
3.ヨーグルトメーカーで8h
- 途中2回ほどかき混ぜる
*野菜の灰汁や匂いが付着するので内容器はガラス容器を使用するかプラスチック容器にビニール袋を入れて使用することを勧めます。
カボチャあんアレンジ
パンにディップする
好みのパンに付けて召し上がってください。
発酵カボチャあんサラダ
【材料】
- 発酵カボチャあん:大さじ3
- きゅうり:半分
- 玉ねぎ:1/4個
- ヨーグルト:大さじ1
- マヨネーズ:大さじ1
【作り方】
- きゅうり、玉ねぎを好みの大きさにカットする
- 材料を混ぜるだけ
発酵カボチャあんの水饅頭
【材料】
- 発酵カボチャあん:50g
- 片栗粉:大さじ2
- ゼラチン:2g
- 砂糖:大さじ1
- 水:200㏄
【作り方】
- 鍋に水と片栗粉、砂糖を入れて弱火で半透明になるまで攪拌する
- 容器の1/3位冷ました①を入れるその中にカボチャあんを入れる
- カボチャあんを入れて最後に①を足して冷蔵庫で冷やして出来上がりです。
饅頭の砂糖の量は好みで調整してください暑い時のデザートにお勧めです。
まとめ
カボチャと米麹で作る発酵あんこは、簡単でヘルシーなスイーツとしてレシピ日常に取り入れやすい一品です。 自然な甘さや豊富な栄養を持つ発酵あんこは、腸内環境を整えたり、食事の満足感を高めたりあと、体に嬉しい効果も期待できます。 また、砂糖不使用で低カロリーなので、健康を意識する方やダイエット中の方にもおすすめです。
さらに、アレンジの幅も広く、トーストやヨーグルト、スムージー、和菓子など、いろいろなシーンで活用できます。ぜひ、手軽に作れる発酵あんこを生活に取り入れて、ヘルシーなおやつタイムを楽しんでください!
ではでは 感謝感謝
参考文献