豆乳

豆腐が固まらない5つの原因と解決法|手作り豆腐を成功させるコツ

大豆ちゃん

どうして固まらなかったんだろう?

米こうじ君

失敗しちゃったらもう捨てるしかないの?

手作り豆腐に挑戦したのに「全然固まらない…」「ドロドロのまま…」なんてこと、ありませんか?
実は私も最初の頃は何度も失敗しました。

原因はひとつじゃなくて、いくつかのポイントが重なっていることが多いんです。
今回は、私自身が試行錯誤しながら気づいた「固まらない原因と解決法」をまとめてみました。


豆腐が固まらない5つの原因と解決法

① 豆乳の濃度が薄い

最初にやらかしたのがこれです。
スーパーで買った調整豆乳で作ったら、見事に失敗…。

固形分(=たんぱく質)が少ないと、にがりを入れても固まらないんです。
ポイントは「無調整豆乳(固形分10%以上)」を選ぶこと。
パックの裏の表示をしっかり確認するようになってから、失敗が激減しました。

👉 詳しくはこちらの記事で書いています → 豆腐がうまく固まらない人へ|豆乳の濃度で成功する手作り豆腐のコツ

② にがりの量や種類

次の壁は「にがり」。
入れすぎても苦くなるし、少なすぎても固まらない…。

私の場合、最初は「大さじ1くらいかな?」と適当に入れてしまい大失敗。
分離してザラザラの液体になってしまいました。

解決法は、豆乳の量に対して、1%のにがり(マグネシュウム濃度5%)を入れることを目安に、調整してみてください。製品によって違うので注意が必要です。

【参考例①】

*マグネシュウム濃度5%を豆乳量の1%入れるには、豆乳100ml:にがり0.9mlが目安になります。

【参考例②】

*マグネシュウム濃度5%を豆乳量の1%入れるには、豆乳100ml:にがり5.3mlが目安になります。(加水が大きいので、食感に影響する場合もあります)


また、にがりにも「塩化マグネシウムタイプ」と「硫酸カルシウムタイプ」があるので、慣れるまでは同じ種類をリピートした方が安定しました。

③ 温度管理の失敗

固める温度もかなり大事です。
熱すぎると分離してしまい、冷ましすぎると固まりません。

私が成功したのは、80℃前後で保温しながら10分以上蒸らすやり方。
鍋のフタをして、タオルで包んで放置するだけでうまくいきました。

④ 混ぜ方が強すぎる

これも初心者あるある。
にがりを入れた瞬間に「よく混ぜなきゃ!」とガーッとかき混ぜてしまったんです。

結果は見事に分離…。

正解は、静かに1〜2回ほど混ぜるだけ
「そっと寄り添う」くらいのイメージが大事でした。

⑤ 固める時間が足りない

最初の頃、私は待ちきれずに5分くらいで確認してしまっていました。
当然まだ固まっておらず、触って壊す→さらに固まらない…の悪循環。

コツは10分以上、できれば15分は手を出さないこと
放っておく勇気が成功の秘訣でした。

好みで水分を切って、冷蔵庫で冷やし固めるとしかっりとした豆腐の完成です。

固まらなかったときのリカバリー方法

どうしても固まらないときもあります。
そんな時は、捨てずにアレンジ!

  • 温めて「豆乳スープ」に
  • ザルで濾して「おから風」に
  • ゼラチンを加えて「豆腐風」に

*私は固まらなかった豆腐をスープにリメイクしたら、意外と家族に好評でした。

ゼラチンで固める方法(豆腐風)

材料(2人分)

  • 無調整豆乳 … 200ml
  • にがり … 小さじ1弱(なくても可)
  • 粉ゼラチン … 3g(板ゼラチンなら1.5枚)
  • 水 … 大さじ2

作り方

  1. ゼラチンを水にふやかしておく。
  2. 豆乳(固まらなかった)を60〜70℃に温める。
  3. 火を止め、ふやかしたゼラチンを溶かす。
  4. 型や容器に入れて冷蔵庫で2〜3時間冷やす。
✅ メリット・デメリット
  • メリット:失敗なく固まる/初心者でも簡単
  • デメリット:「本物の豆腐」とは少し違う(ゼリー寄りの食感)けど◎
豆乳プリン
豆乳プリン

豆乳をゼラチンで固めたプリン:ふわトロでおすすめです!

初心者でも成功する3ステップ

まとめると、初心者がまず意識すべきはこの3つです。

  1. 無調整豆乳(固形分10%以上)を選ぶ
  2. にがりは少量ずつ+静かに混ぜる
  3. 80℃前後で10分以上保温する

これを守るだけで、成功率がグッと上がります。

実際に作ってみた!失敗と成功の体験談

私の初めての手作り豆腐は、まさにドロドロの失敗作でした。
でも、豆乳の濃度と温度を見直したら、2回目にはちゃんと固まったんです。

「こんなに違うのか!」と感動したのを覚えています。
失敗も経験のうちなので、ぜひチャレンジしてみてください。

👉 体験談の詳しい記事はこちら → 豆乳から豆腐を作ってみた|失敗と成功から学んだ手作り豆腐のコツ

「今回紹介したコツを押さえれば、手作り豆腐はぐっと成功しやすくなります。

🌱 豆乳好きな方におすすめ|自宅で手軽に楽しめる豆乳メーカー

豆乳が好きな方にぜひ試してほしいのが、**自宅でできたての豆乳を楽しめる「豆乳メーカー」**です。
市販では味わえない、大豆本来の甘さと濃厚なコクが味わえるのが魅力。

豆腐づくりは、豆乳の濃度や温度管理が必要で少し難しい面もありますが、

できたての温かい豆乳は、格別✨朝の1杯に、料理に、ぴったり。

まとめ

  • 豆腐が固まらない原因は「豆乳の濃度・にがり・温度・混ぜ方・時間」の5つ
  • 成功のカギは「濃い豆乳+静かな混ぜ方+80℃で保温」
  • 失敗してもリカバリーできるので安心して挑戦できる

手作り豆腐は失敗も含めて楽しい体験です。
次はぜひ「成功の味」を楽しんでみてください。

ではでは 感謝 感謝

ABOUT ME
ひゃくみつ
百歳まで楽しく生きることを目標にしています。 発酵食品は健康維持する目的のためで 50歳から毎日欠かさず作って食べています。 発酵食品ソムリエ 2022.4に取得 まだまだ挑戦中です。